獣医師が作成した、獣医師のための 整形外科術前計画ツール:VOSS
獣医領における整形外科手術において、術前計画は、手術成績を上げるために必須です。
しかし、整形外科症例の遭遇頻度は少なく、勉強できる機会が少ないのも事実です。
また、全てのインプラントを集めることは、非常にコストがかかります。
問題点は、
- 整形外科手術は遭遇頻度が一般病院では低く、勉強できる機会が少ない
- レントゲンデータとインプラントを繋ぐツールがなく、持っているインプラントのみでの対応
- 失敗のリスク管理、技術の向上を図る
- 事前に相談し、より良い治療方法の探索と治療方針の確認
また、設備面に関しても、
- 様々な会社からインプラントが出ているため、その選び方は獣医師それぞれであり決まっていない
- 骨折のタイプによって、特定の会社の特定のインプラントが適している場合もある
- 一つのアプリで、持っていないインプラントも含めて事前に手術できるかを判断できる
などが挙げられます。
整形外科手術においては、例えば骨折は2つとして同じ折れ方はありません。
また、骨の形、体重、筋肉量もそれぞれ異なり、ある程度経験によって手術の成功をカバーするほかありません。
それぞれの症例に対して、基本に基づいた上で、オーダーメイドな治療を行う必要があります。
こういった問題点は、VOSSを使用することで、効率よく、より精度の高い術前計画を立てることで、解決が可能です。
- 四肢の骨折やインプラントが必要な手術を、事前に詳細にシミュレートできることでの成績向上
- さまざまな編集ツールを使い、任意の操作が可能
- 事前に計画を立てることで失敗リスクが少なく、慌てずに対処できる
- 手術計画の相談をすることで、自分の計画が妥当なものかを判断できる
- 術後の評価を判断し、獣医師の技術更新
- 同じアカウントでのデータ共有で、モバイル性を重視
- 飼い主にも実際の手術計画を説明できる
などのメリットがあります。
主なVOSSが提供する機能
1.Case の登録(骨折の種類、術後の日数自動表示)
2.長さの校正―写真上で2点間を示し、その長さを入力
3.測定―2点間の長さの測定、円の表示、角度の測定
4.画像編集―ウェッジ切り取り、回転、反転など
5.Implant(さまざまな会社のプレート、スクリュー)
6.データの共有と他の人のデータ閲覧
7.PNG出力、印刷が可能
さらに詳しい機能紹介は、下記VOSSホームページをご確認ください。
https://peraichi.com/landing_pages/view/voss